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「文にあたる」
2022年10月5日
スタッフブログ
こんにちは、山本です。
9月中旬から下旬にかけて自宅にいる時間が増え、積読本を消化したり、ネットで新しい本を物色したりしておりました。
そんな中で見つけた1冊。
「文にあたる」
牟田都子さんという校正者の方のエッセイです。
「校正者は読んでも読んではいけない」と言われるそうです。
熟語や文節の単位で読んでしまうと、誤字や脱字があっても気が付きにくい 。
人間の脳は優秀で、多少のノイズは無意識に補正して「読める」ようにしてしまうためだそうです。
だから校正は文章を「読む」というより文字を「見る」という感覚のほうが実感に近い、とありました。
なんとなく分かる感覚です。
タイトルの「文にあたる」という言葉からは、作者の仕事に対する姿勢や想いが感じられます。
私もこの本を読んで改めて文章に向き合い、書くことだけでなく、口にする言葉も大切にしていきたいと思いました。
10月に入り、また慌ただしい日常が戻ってきました。
できなくなって初めて分かることもあります。
しばらくはその慌ただしさも楽しめそうです笑